継承
15日、豊田組ラストゲーム後の記者会見で豊田将万主将が重い口を開きます。「負けて得るものなんてないと思っている。後輩たちに何も残してやれなかった。悔しさとふがいなさが残る試合でした…」
中竹竜二監督も「豊田が会見で言ったことが全てじゃないですか、ワセダは。負けたら何もいう事ないです。それは(相手が)トップリーグでも、例えニュージーランド代表でも変わらない。」と語れば、スクラムを支えたPR瀧澤直副将も「ワセダは負けちゃいけないし、勝つことで全てを肯定して、勝ち続けることで肯定し続ける。そのためのプレーであり、気持ちであり、アカクロを着て試合をする以上、グッドルーザーなんて言葉はない。」と口を揃えます。
32点差で迎えた後半30分、インターセプトからNo.8豊田将万主将がトライをあげると、すぐ起き上がり自陣に向かいます。キッカーの3年生FB田邊秀樹選手もキックティーを催促し、こちらもゴールキックを急ぎます。残り10分で25点差という現実にも勝利を
決してあきらめない姿勢…
「僕らはそういう先輩たちを見てきた。後輩にはどんないい試合をしようが、どんな強い相手にも、格上と言われようが、周りからどういう風に言われようが、負けたらダメだと(伝えたい)。」(PR瀧澤直副将)
ノーサイドの瞬間に泣き崩れたFB田邊秀樹選手、WTB早田健二選手ら3年生…ワセダのDNAはまた新しい世代へと継承されていきます。【鳥越裕貴】

後半30分、インターセプトから独走トライをあげるNo.8豊田将万主将