217.9km
〜熱走の刻〜
―新チームについて「竹澤健介」という大砲の卒業で戦力低下を心配するワセダファンも多いと思います。ワセダファンに一言お願いします
1年生もしっかりしていますし、戦力ダウンはあまりないと思うので、これからもワセダを応援して下さい。
―早大で「日本陸上界の至宝」へと成長した竹澤主将。その陰には恩師と仰ぐ渡辺康幸監督(平8人卒)の存在があると思います。竹澤主将にとって、渡辺監督とは
監督はお兄さんみたいな人なので、監督と選手という間柄では多分ないです。お兄さんのような接し方をさせてもらっているので、やっぱりそういうところが自分にとって素直になれる。上から押し付けるのではなくて、何でも相談できたりとか自分が悩んでいるときに何か打ち明けられたりだとかそういうことができる存在です。
―渡辺監督とは4年間の長いつきあいです。忘れられないエピソードなどはありますか
「あきらめるな」とはよく言われました。実際、うまくいかなかったことが本当に後半の2年間は多すぎて、自分の中でもどうして良いのか分からないときがすごくありました。そういうときにあきらめずにやっていくっていうことを教えられました。
―「あきらめない気持ち」が2年続けて箱根に強行出場できた原動力となったのでしょうか
それもあると思います。
―長距離ブロック長を務めた三輪真之選手(人4)など4年間苦楽をともにした同期は特別な存在ですか
一人一人が特別なので、集団の中というよりは、個人として僕は三輪と接していますし、他の4年生にも接しているつもりなので、比べられないです。
―今年の箱根をともに走った三輪、朝日嗣也選手(教4)、三戸格選手(政経4)との忘れられないエピソードなどはありますか
朝日と三戸に関しては本当に助けられたって感じです。元々あまり力がなかったというか一般(入試)で入部した選手が頑張ってくれるというのは、すごく僕にとって良いモチベーションになって、自分も頑張らなきゃなという気持ちにさせてもらいました。彼らにすごく感謝しています。あと三輪はああいう性格なので見えないんですけど、いろんなことで悩んでいたりしていました。後半は良くしていたと思うので、そういうところが感謝というか「お疲れさん。今までありがとうね」という感じです。
―入学当初、スポーツ推薦の選手と一般入試組の選手とで溝はありましたか
実際、朝日とかと話すようになったのも2年生の後半ぐらいからで、それまでは(朝日が)寮に入っていなかったというのももちろんあるんですけど、話す機会がなかったです。
―話すようになったきっかけは何ですか
新しい寮ができたっていうのもありますし、自分たちが次、上級生になるっていう意識が芽生えたからだと思います。
―三田裕介選手(スポ1)ら多くの有力新人が入学し、力のある選手がそろった1年生をどう見ていますか
力はずば抜けていると思うので、僕は優勝できませんでしたけど、彼らは必ず1位になって、チームを優勝に導いてくれるんじゃないかなと思います。
―4区で早大の1年生としては18年ぶりの区間新を樹立した三田は竹澤主将からみて、どんなランナーですか
頑張り屋さんですし、すごくまじめな選手なので、気楽にやって欲しいなって感じです。いろんなメディアからいろんなことが耳に入ってくると思うんですけど、自分を貫いてやってほしい。
―竹澤主将からみて、4年間でどんな選手が伸びてきていると思いますか
いろんなところにターニングポイントがあると思うんですけど、そういうときに「これちょっと難しいかな」って思っても何とかぎりぎりまでもがいてっていう選手が結局… それが成功するかどうかは別として、そういう選手が最終的には箱根に関してですけど、エントリーメンバーとかに絡んできたと思うので、そういう部分ですかね。
―竹澤主将自身のターニングポイントは
自分の中では4年間っていう区切りの中でやっていたつもりで、早大に入るために陸上を走るんだって。この4年間だけは何があっても本気でやろうという思いがあって、ターニングポイントって言われるとすごく難しいですけど、各ポイントであきらめなかったっていうのが重要だったと思います。
―渡辺監督の教えですね
そうですね。そういう部分もありますし、苦しいことから逃げないっていうのが学べた4年間。全て自分のターニングポイントです。
―新チームを引っ張る3年生。尾崎貴宏次期駅伝主将(教3)に期待することは何ですか
彼は僕よりもリーダーシップが取れる選手、というかそういう性格なので、しっかり引っ張っていってくれると思います。何も心配はしていないです。
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