意地
試合の流れを大きく引き寄せる前半40分の豊田将万主将の勝ち越しトライ。起点となったのは11月の対戦時に「電車道で押された」(PR山下高範選手)スクラムでした。
11月の対戦や明治とのスクラム合同練習を振り返りながら、上手くいくパターンと行かないパターンを整理し、スクラムワークを修正すると(豊田主将曰く”瀧澤が一人で行き過ぎないように。『頑張って耐えてろ』くらいで丁度いい”)、決勝を迎える前には「(終わった)今だから言えるが相当自信があった」(中竹竜二監督)、「水曜日の練習の時点で(スクラムは)大丈夫だと確信した」(石嶋照幸コーチ)と首脳陣も手応えを感じる仕上がりに。
前半40分の敵陣深くでのペナルティ、残り時間も考えショットの選択肢も考えられましたが豊田主将は強気のスクラム勝負を選択。
「あの地域でマイボールスクラムは限られた数しかなかったと思うので、ワンチャンスを活かしたかった。ツイ君があのタイミングでシンビンで居なかったので、(ボールが)出れば豊田が取ってくれると信じていた。」(山下選手)と渾身のプッシュ、その期待に応えるように豊田将万主将が相手ディフェンスをかわしてインゴールへ。勝負所で見せたワセダフロントローの意地が”荒ぶる”をグッと引き寄せました。【鳥越裕貴】

ワセダの誇る第一列が歓喜の抱擁。中央はPR山下高範選手。