主将
「あいつがキャプテンらしくない言動をした方がいいチームになる。」…中竹竜二監督が豊田主将を語る時、いわゆる通常の主将論とは一線を画す言葉が次々と出てきます。
「(豊田から)キャプテンの役をどんどん削っていって、やることなくしている。ラインアウトリーダーも変えたし、チームトークのリーダーもやらせず、自由にやらせている。まとめるような発言をさせないようにと。それが(良い結果として)顕著に出たのがカントー戦。」
中竹監督が“主将・豊田”を実際に本人に告げたのは権丈組ラストゲームの東芝戦後。「(自分を主将にするなんて)この人、頭おかしいんじゃないかと思った(笑)」と豊田将万主将は笑って振り返ります。
監督も自らも認めるありえない選択は、今年のスローガン「ダイナミック・チャレンジ」そのもの。色々な回り道をし、浮き沈みの激しかったシーズンもついに最終章を迎えます。
「中竹さんが監督だったから僕はここまでやれたと思ってますし、全然長くは生きてないんですけど、20年間生きてきた中で“ああいう人になりたい”と思えるような人に出会えてすごく感謝してます。」(豊田将万主将)
“勝って中竹さんを泣かせたい”-そう語る豊田将万主将が自由に暴れ回る展開となった時、ワセダ2年連続の“荒ぶる”が見えてきます。【鳥越裕貴】

「負けた時の悔しさとか勝って喜んでいる姿は忘れてない。やり返す。」帝京とのリベンジマッチになる決勝に向けて意気込むNO.8豊田将万主将