早稲田に奢りなし
激しさの追求。気持ちはすでにフランス戦へ。
7月3日木曜日―。
この日の練習は6日のフランス学生選抜戦への意識が随所に現れていました。顕著だったのはアタック&ディフェンス。通常よりも1対1、4(AT)対2(DF)に時間を割き、ブレイクダウンで相手を圧倒しようとするチームの意図が見て取れました。なかでも1対1の場面での瀧澤選手と横谷選手の横綱対決は圧巻の一言。ライバル心剥き出しで互いに一歩も譲らず、倒れない倒れない。春シーズンの集大成をフランス戦にぶつけようとする瀧澤選手と狙いをアカクロ一本に絞る横谷選手。二人の対決はAチームBチームそれぞれの選手の声を代弁しているかのように映りました。
時間を経るごとに激しさを増していく選手たち。どこかしらを痛める選手が一人二人と現れるほど激しい当たりが繰り広げられるものの、豊田選手はそれでも物足りないのか、「もっと激しく!」と仲間を鼓舞していました。周囲の選手も主将のそんな声に呼応、気合いのかけ声は次第に大きくなり、上井草グラウンドを覆い尽くしていきます。
練習の締めくくりとして行われた15対15のアタック&ディフェンスでは、U-20組が加わったAチームがその力をみせつける形となりました。アタックでは各選手がキレのある動きで次々にトライへ繋げ、ディフェンスでも力強いタックルに二人目、三人目のサポートが早くターンオーバーを連発、逆に相手のゴールラインを陥れる場面も。また注目の山中選手は不安視された連携の面でもさしたる問題はなく、丁寧で正確なパスを供給し続けていました。
選手ひとりひとりの気合いを見せられたこの日の練習。春ラストゲームへ向け、早稲田には微塵の奢りもありません。素晴らしい試合を見せてくれそうです。舞台は国立競技場、是非足を運んで彼らのプレーを目に焼き付けてください。

出足の速さで勝負する!(高麗大学戦より)